bungoの雑記帳

働く、お金、気づきなどについて日々感じたこと

本:レビュー「運転者」

小説だけど自己啓発にも

最近、小説を読みました。

私自身、めったに、小説は読まなかったのですが、この本はとても面白く、読み始めたら一気に最後まで読んでしましました。

 

小説ながら、自己啓発の面もあり、ただ面白いというだけではなく、人生にも為

になるし、とても前向きなになれる本でした。

 

それが、こちら、「運転者」です。

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『運転者』 喜多川 泰著

 

詳細の内容には触れませんが、

生命保険の営業として働いている主人公が、中々、仕事が上手くいかない中、不思議なタクシーと出会い、様々な、体験を通して、主人公の考え方が変わっていくというような内容です。

 

以下、心に残った部分を記載しながら、感想を書き留めておきます。

 

いつも機嫌よくいること

「いつも機嫌よくいること」というのは、主人公の上司に営業の極意を聞いた時の答えです。

いつも機嫌良くいることが大切。

機嫌が良ければ、人生において転機となるチャンスが訪れたとき、そのチャンスを感じ取ることができる。

 

上機嫌でないと運の転機を感じることができない。

機嫌が悪い人は、人生を大きく変える大逆転のチャンスすらイライラしたまま、「さっさと終わればいいのに」と思ってしまう。

 

確かに、上機嫌でなく、不機嫌の時は周囲の情報をシャットアウトして、自分の殻に閉じこもりがちの様な気がします。

 

そんな状態の人には、当然、他人も話しかけてきにくいでしょう。

つまり、不機嫌だとチャンスをチャンスととらえられないし、そもそも、話しかけられないので、チャンス(情報)すら入ってこない。

 

 

逆にいつも上機嫌でいれば、他人も話しかけやすいし、たくさんの情報が入ってくるでしょう。

 

さらには、上機嫌であるときは前向きで、どんなことにも興味を持てるため、おのずとチャンスもつかみやすいではないでしょうか。

 

「いつも上機嫌でいる」だけで、本当に人生が変わりそうだと感じました。

 

何かあったときに「そういえば、あの人」と思われるように

主人公の上司は、営業に出掛けているわけでもないのに、新規の契約がどんどん向こうから舞い込んでくる。その極意は、いつでもどこでも明るく、楽しくいること。

 

保険はどんな人にも必要。だから誰でも保険に入ろうと思う瞬間はある。

その時に「そういえば、あの人」って顔が浮かぶ人でいることが大切。

 

きっと、仕事など何かを依頼されるには、”良い印象”に残っていることが、大切ということですね。

 

これは、どんな仕事にも通じることではないでしょうか。

 

営業ならば、お客さんに「あの人から買おう」、「あの人に頼もう」と思ってもらえるほどの信頼があれば、仕事も舞い込んでくるでしょう。

 

他の仕事でも、「あいつなら何とかしてくれる」とか、「困ったらあの先輩に相談しよう」とか色々、思い当たる点はあるのではないでしょうか。

 

このような人になるには、やはり、上機嫌であることも大切なんだろうと思います。

先ほども少し触れましたが、どんなに実力があっても、やはり、話しかけずらい人には仕事も回ってきにくいでしょう。

 

大切なのは、実力・実績だけでなく”上機嫌”。

フリーランスとして働くにも、大切な心構えだと思います。

 

運は”良いか悪いか”ではなく、”使うか貯めるか”で表現するもの

 

運は良いか悪いかで表現するものじゃない。使うか貯めるかで表現するもの。

イメージとしてはポイントカードのようなもの。

 

ポイントを貯めていないのにポイントを使おうとしても無駄のように、運を使うにはまずは、運を貯める必要がある。

 

周囲から運が良いと思われている人は、貯まったから使っただけの事

 

自分にとって、新しい発見になった言葉です。

 

何か成功を成し遂げた人がそばにいたときに「運が良かったから」で片づけたら、自分には何もプラスにならない。

むしろ、嫉妬や妬みと言ったマイナス面が残るだけかもしれません。

 

しかし、「運は貯めて使うもの」ととらえれば、嫉妬することもないはずです。

何故なら、単純に自分の行動や結果が足りていなかったからと思えるからです。

 

自分が、運を貯めるようなことをしていなかっただけの事なのです。

 

そうとらえれば、”自分が運を手にするためには何をするべきか”という前向きな考えに変えることができますね。

 

 

おわりに

この運転者という本には、他にも前向きになれる言葉があふれています。

小説だけど自己啓発にもなり、考えも前向きになれる内容になっています。

 

私のように、「小説はあまり読んだことない・・・」という人にもとてもおススメの本です。

 

 

ちなみに、私は、この本を通して、この著者の別の本も読んでみたくなりました。