コロナウイルスが広がる中、仕事について考えた
働き方に”ほんの少しだけ”幅が出た気がする
連日、コロナウイルに関する報道がされており、日々発表される感染者数が増加し続けています。
それに伴い、テレワークの普及も進みました。
今まで、私は事務系・管理系の仕事に長く携わってきたのですが、その時にいつも
「在宅でもいいのにな」と思っていました。
100%在宅でなくても、週2日在宅、3日出社とかでも全然問題なく回る仕事は数多くあるはずです。
少なくとも私の仕事は回ります。
なので、いずれ、テレワークOKの企業に転職も考えていました。
そんな中、今回の件でやっと、「テレワーク」という働き方が一般の企業まで浸透し始めてきたのではないかと思います。
都会の満員電車はもちろんのこと、私のように田舎で働いていると、冬には”雪の積もった中を何時間も早起きして、しかも普段の2倍以上の時間をかけて出社する”ということが当然のように行われてきていました。
車通勤の時間って”何も付加価値を生んでいない時間”と考えると、時間の無駄以外のなんでもないですよね。
そう考えると、テレワークが採用されたのは大きな一歩であったと思います。
他にも会議もZOOMなどで問題なくできそうだということも広まってきているようです。
生産がストップしたらテレワークできない?
今回の件で、総務省でもテレワークを促進する動きが進んでおり、
私もこのままテレワークで置き換えられるところはどんどん変わっていけばいいなと思っていました。
しかし、そんなとき自分の周りの仕事を見て、ふと思ったのは、
「テレワークができているのは誰かがモノ(製品・食べ物等)を作ってくれているからじゃないのか?」
ということです。
つまり、
●調達、管理の仕事があるのは誰かが製品を作ってくれるから
●営業の仕事があるのは製品を誰かが作ってくれるから
というように、私の周りのテレワークは、結局最後はモノに結びついている仕事が大半だったのです。
当然ですが、
●工場で鉄板を切って、穴をあけて、曲げて、溶接している仕事
●工場で組立して、梱包して、出荷する仕事
なんかはテレワークにはできませんよね。
改めて、ブルーカラーと呼ばれる「モノを作り出せる人たちの偉大さ」を実感したものです。
極端ですが、自社のブルーカラーの人たちが全員、ウイルスにより、出社できなくなってしまったらどうなるでしょう?
そもそもモノがないので、多くのテレワークはできなくなってしまうのではないでしょうか。
いずれは、このウイルスも落ち着く時が来るのかもしれませんが、生産が急に止まったときでも現場を回せる力がホワイトカラーにも求められるのではないかと思います。
この例は極端ですが、ホワイトカラーの仕事はブルーカラーの仕事があるから成り立っているということですね。
ブルーカラーの仕事にも需要が止まるものと止まらないものがある
コロナウイルスの拡大や外出の自粛などにより、需要が一時的に止まってしまうものがあります。
代表的なのが、ファミレスや居酒屋のような飲食業ですね。自動車業界も今回の件で、影響が出ています。
その一方、需要が止まらないものもあります。
それが、食品や飲料メーカです。
当然ですが、何も飲まず食わずでは生きていけません。
現に、ここ最近コンビニの売り上げが伸びており、冷凍食品や総菜などの販売が増えているようです。
一番怖いのは先ほどの極端な例が、この業界の人たちに起こってしまった時ではないでしょうか。
食料が欲しい人のもとに十分に届かないとなったら大変なことですね。
そんな時にはいったい何ができるのでしょうか。
メーカー、団体、個人でそれぞれ考えてみると、以下の様なものが思いつきました。
①食品メーカならば、ホワイトカラーの人も現場仕事を手伝えないのか
②ある団体が、食品ロスを必要な人へ回せないのか
⇒これは一部のNPO法人などが実施しているようですね。
③個人ならば、自分で食料・飲料を調達できないか
個人的には、この機会に③の方法について勉強していきたいなと思っています。
今のホワイトカラーが持っておくべき力ってなんだろう?
私自身はもともとブルーカラーの仕事もしていました。
現在はホワイトカラーの仕事をして給料をもらっています。
今回のコロナウイルスの問題で、自分が感じたホワイトカラーが持つべき力を最後にまとめておきます。
●自分でモノを生み出したり、ブルーカラー的な仕事ができるスキルを身に着けておく
=モノ作りが止まったときに、モノづくり側に回れる力を持つ
●状況によって、ホワイトカラーの仕事とブルーカラーの仕事を選択して働く
=平時はホワイトカラー、非常時はブルーカラーの仕事というように状況に合わせる
●最悪の場合、自分で食料を調達できる
=農家とのつながり?自給自足?(考え中です)
自分自身でも実践できたことがあれば、また書いていきたいと思います。
以上です。